【保存版】起業するなら知っておきたいアイデアの見つけ方【課題とニーズ】

【保存版】起業するなら知っておきたいアイデアの見つけ方【必読ですよ】

この記事では、

起業したいけど何をするかアイデアが思いつかない。起業で成功するために最適なネタや事業内容、アイデアを見つけるヒントを知りたいです

という悩みを解決します。

この記事の信頼性

私の実績を書いておきます。

  • 起業経験アリ
  • 資金調達歴2回
  • 資金調達額2,6000万円
  • 6名のチームを形成

上の内容を1年間で達成しました。割と上手く行っている方かと思います。

そのために情報収集した内容や、経験した知見をもとに、起業アイデアの見つけ方・考え方をご紹介したいと思います。

参考書籍

参考記事

「起業するのに良いアイデア」の3つの要素

「起業するのに良いアイデア」の3つの要素

「起業するのに良いアイデア」とは、一体何なのでしょうか?

良いアイデアかどうかを見極めるには、以下の3つの要素を確認しましょう。

  • 顧客の課題
  • 課題の解決策
  • タイミング

顧客の課題(ニーズ)

顧客の課題(ニーズ)に焦点を当てることが、起業のアイデアを見つける際にはもっとも重要です。

起業家の多くは「顧客の課題」からではなく、「課題の解決策」から事業をスタートしてしまいます。

間違い起業家の具体例

間違い起業家

ペット所有者のためのSNSを作ろう!なぜならペット所有者は世の中に多く、彼らはペットを人に自慢することが大好きだ!

以上のように、「顧客の課題」ファーストで進めると意識していないと、顧客の課題が本当にあるのかを検証する前にビジネスをスタートしてしまいがちなのです。

「顧客の課題(ニーズ)」のチェックリスト

「顧客の課題」が十分に良い課題であるかどうかのチェックリストを利用してください。

  • その課題を抱えている具体的な顧客の名前をあげてください(あなたの妄想にいる顧客ではダメです)
  • 顧客はその課題を、今どんな方法で解決していますか?(本当に課題があれば、顧客は妥協案として別な方法でその課題を解決しているはず)
  • 顧客の悩みはなんですか?(顧客が困難に思っていることを具体的にあげてください)

課題の解決策

課題の解決策は、「顧客の課題」を適切に解決できるものでしょうか?

また、本当にあなたが作り上げることのできるモノでしょうか?あなた以外には作るのが難しいのであれば、なお良いですね。

間違い起業家の具体例

間違い起業家

就活生のためのコミュニティを作りたい!そのためにまずは、就活生が学習する動画コンテンツを視聴できるサービスを作るぞ!

これは実際に、起業家の友人が言っていたことです。
客観的に見ればどう考えても「課題」と「解決策」がずれていることがわかるのですが、当の本人はなかなか気づかないのです。

あなたのアイデアも、同じ状態になっていないか確認しましょう。

「課題の解決策」のチェックリスト

  • その解決策を今すぐほしいと思っている具体的な人の名前をあげてください(「将来的にはほしい」とかではなく、今すぐにほしいという熱狂的な顧客はいますか?)
  • その解決策を一言で言い表してください(解決策の説明が複雑になっている場合、それは良いアイデアではありません)
  • その解決策が使われる具体的な場面を教えてください(想像のユースケースではいけません)

タイミング

起業の成功確率にもっとも大きな影響を与えるのは「タイミング」です。

連続起業家のビル・グロス氏が200社を分析した結果、成功要因のトップは「タイミング」でした。

スタートアップの成功要因トップ5

≫ The single biggest reason why startups succeed

また、The Business of Venture Capital によると、1983年と1985年に創業したIT関連の企業がIPO(株式上場)に至った確率は、以下のようになりました。

  • 1983年:52%
  • 1985年:18%

このようにタイミングがわずか2年ずれていただけで、3倍もの違いが生じてしまうのです。

間違い起業家の具体例

間違い起業家

仮想通貨の波が来ているぞ!今後、仮想通貨決済の需要が増えていくはずだから、仮想通貨決済を簡単にできるサービスを作ろう!

YコンビネーターCEOのサム・アルトマンは、「偽のトレンドで起業するのは良くない」といっています。

偽のトレンドとは、「それを持っている人は多いが、実際に使っている人は少ない市場」のことです。2019年現在では、VR、5G、ブロックチェーン、仮想通貨の決済 などが偽のトレンドになるかと思います。

「タイミング」のチェックリスト

  • なぜ2年前でも2年後でもなく、今その事業をやるのですか?
  • 他の誰かがすでにやっていませんか?(「競合はいません」という答えは危険。なぜなら、そもそも「顧客の課題」がない可能性が高いから。ベストアンサーは「います。しかしながら…」という理由を答えられるようにしておく)

「起業するのに良いアイデア」の2つの条件

「起業するのに良いアイデア」の2つの条件

上記の3つの要素を踏まえた上で、あなたのアイデアが以下の2つの条件を満たしているかを確認してみましょう。

狂ったアイデアか?

起業にとって良いアイデアは、狂って見えるもの。

それは、合理的に考えて誰にとっても良いと思えるアイデアは、すでに大企業や他の企業に先行されているからです。

狂ったアイデアの特徴

狂ったアイデアの特徴は以下の通りです。

  • 皆の知らない秘密を知っている(自分だけが知っている真実があるか)
  • おもちゃのように見える(少数の人を夢中にさせるか)
  • 社会規範に反している(従来の考え方と反しているが、実は皆が求めているか)

狂ったアイデアのチェックリスト

  • 人に話す時に痛みを感じるか(悪いように見えて、実は良いアイデアを人に話すときは理解されず、痛みを感じるもの)
  • ビジネスコンテストで優勝できないか(大人数の合意を決めるコンテンストで優勝する場合、大企業向けのアイデアであることが多い)
  • 苦行であるか(誰もがやりたがらないアイデアか)

優れたマーケットか?

「現在の市場規模」と「市場の成長性」がともに大きい場合、大企業が積極的に投資しています。

起業する場合、「現在の市場規模」が小さく(or 存在しない)、しかも「市場の成長性」が高い市場を選ぶべきですね。

起業で狙うマーケット

起業に良いマーケットの特徴

起業に良いマーケットの特徴は以下の通りです。

  • 今は小さく、しかし急速に成長している(大企業が見向きもしないが、一企業が生き残るには十分なサイズの市場を選ぶ)
  • スケーラブルである(市場サイズが大きくても自分の製品がマーケットに届けられなければ意味がない)
  • 独占できる(市場を独占できないと高収益は得られない。小さな市場は独占するのに向いている)

起業に良いマーケットのチェックリスト

  • 少数でも熱狂的な顧客が最初からいるか(大勢の人がそこそこ欲しがるのではなく、少数の人が熱狂的にほしがるか)
  • 独占するための武器があるか(技術、ブランド、ネットワーク効果などの強みがあるか)
  • マーケットに歪みがあるか(マーケットの中に需要があるのに解決策のないものがあるか)
  • 今はまだマーケットがないか(過去に成功した起業が狙ったマーケットは、存在しなかったことが多い)

起業するのに「良い」アイデアを見つけるための5つのヒント

起業するのに「良い」アイデアを見つけるための5つのヒント

ここでは起業アイデアを見つけるために助けになる5つのヒントをご紹介します。

考えるのではなく、気づく(体験に基づくか)

Yコンビネーター創業者のポール・グレアムは、「良い起業のアイデアは考えるのではなく、気づくものだ」と言っています。実際に成功したスタートアップのほとんどすべてが、この方法で始まるのです。

具体例

Dropboxは「気付き」によって生まれた有名な例です。

CEOのDrew Houstonは、ある日USBを忘れてしまい、その時に「私のファイルをオンラインに保管しておく必要がある」と気付いたのです。

起業のアイデアに「気付く」ための質問

誰かが自分のためにスタートアップを作ってくれるとしたらどんなのがいいだろうか?

この質問をすることで、自然と「顧客の課題」を重視したアイデアが浮かびやすくなりますよ。

専門性を身につける

起業のアイデアは多くの場合、ある分野の最先端にいる人により見つけられます。もしあなたが専門分野を持っている場合、その分野で起業するのがもっとも近道です。

もしあなたに専門分野がない場合には、何か1つを収めたほうが良いでしょう。例えば、プログラミングを1年間勉強してみるのも良い選択です。

起業で成功するには3~5年の人生を費やすので、1年間程度の準備は十分合理的な投資と言えます。

具体例

Googleは専門性により生まれた有名な例です。

創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、大学院で検索エンジンの研究をしていました。専門領域の知識を利用し、Googleというサービスを作り上げたのです。

専門外の分野を学ぶ

あなたが既に専門分野を持っている場合、専門外の分野を学ぶことがおすすめです。

例えば、あなたが十分にプログラミングに精通している場合、あなたの興味の導くままに遺伝学や福祉などを学んでみましょう。

その理由は以下の2つです。

  1. その分野の人々がソフトウェア関連の課題をすでに解決している可能性は低い
  2. あなたはその分野の課題に簡単に気付くことができる

具体例

時価総額2位の仮想通貨イーサリアムを開発したヴィタリック・ブテリン。

彼は、幼少時代からコンピューターサイエンスにのめり込んでいましたが、それと同時に経済学にも詳しかったと言われています。2つの分野にまたがる知識が、イーサリアムを生み出したのです。

サイドプロジェクト(好奇心でモノを作る)

起業を始める前に、サイドプロジェクトとして走らせておくのが良いですよ。

最初から本業として始めると、上述もした「気付き」を得にくい状況に自らを追い込んでしまいます。サイドプロジェクトとして気楽に走らせておくことで、より自由な発想でアイデアを生み出すことができます。

具体例

MicrosoftとFacebookの両方が1月にスタートしたのは偶然ではありません。

ハーバード大学では1月は試験勉強の期間として授業がありませんでした。どちらのプロジェクトも、この期間から生まれたのです。

PEST分析

起業アイデアのきっかけ作りを促してくれるのがPEST分析。

PESTとは以下の4つの領域の頭文字です。

  1. Politics(政治):市場の枠組み・規制に影響するもの(例:法律、政治、条例の動きは?)
  2. Economy(経済):バリューチェーンに影響するもの(例:経済、所得、消費の動きは?)
  3. Society(社会):需要構造に影響するもの(例:人口動態の変化は?文化・流行の推移は?)
  4. Technology(技術):競争ステージに影響するもの(例:技術革新の進み方は?大手テクノロジー企業の動向は?)

それぞれの領域で情報を集めて、将来を自分なりに予測して仮説を立てることが重要です。規制産業ほど、その規制が解除された時のインパクトは大きいですよ。

具体例

例えば、電力自由化や日本電信電話公社民営化などの規制緩和のインパクトは大きいものでした。

起業するのに「良い」アイデアの見つけるための4つのステップ

起業するのに「良い」アイデアの見つけるための4つのステップ

以上で解説した内容を踏まえて、良いアイデアを見つけるための4つのステップを紹介します。

手順は以下の通り。

  1. 原体験の困難(気付き)もしくは専門性から得たアイデアをストックしておく
  2. リーンキャンバスを作成する
  3. プロトタイプを作り、実際にユーザーの声を聞く
  4. 2, 3を繰り返す

この手順の中で、「リーンキャンバス」という言葉が聞き慣れないかもしれません。

リーンキャンバスとは、起業のビジネスモデルをビジュアル化するためのツール。ビジネスシーンで多用される「ビジネスモデル・キャンバス」というツールを起業用に修正したものです。

リーンキャンバスの書き方

リーンキャンバスは以下のようなテンプレートの項目を埋めていくだけです。(画像をダウンロードして自由にお使いください)

リーンキャンバス テンプレート

  1. 課題:想定される顧客の課題を3つほど書き出す
  2. 顧客セグメント:顧客は誰かを特定する
  3. 独自の価値提案:プロダクトがどのような独自の価値を提供できているか
  4. ソリューション:課題の解決策のうち上位3つを書き出す
  5. チャネル:顧客にリーチする経路
  6. 収益の流れ:収益モデルを書く
  7. コスト構造:プロダクトを市場に出すまでにかかるコストをリスト化
  8. 主要指標:プロダクトが顧客に受け入れられるまでの計測すべき定量的指標
  9. 圧倒的な優位性:強豪に対する優位性を書く(はじめは空欄でも可)

リーンキャンバスを埋めることで、自然と「顧客」と「課題」に焦点を当てたビジネスモデルを作成できます。

具体例

具体例として、Tinder(出会い系アプリ)のリーンキャンバスを載せておきます。

Tinder リーンキャンバス

起業の科学より一部抜粋

より具体的な方法を知りたい場合は、「起業の科学」という本を読むのがオススメです。

裏技:タイムマシーンビジネスでアイデアの仮説検証を省く

裏技的な方法ですが、タイムマシーンビジネスをすることでアイデアの仮説検証の多くを省くことが可能です。

タイムマシーンビジネスというのは、海外(特にアメリカ)で日本に先行して流行ったサービスを日本にローカライズして展開する手法のことです。

企業売却で有名な正田さんも以下のように語っています。

■起業アイディア4つの情報収集先

1.EDINET
2.クランチベース
3.帝国データバンク
4.上場企業の「株価証券報告書」

最初から尖った起業モデルを立てなくていい。

初心者には無理だ。まずは売れてる会社のビジネスモデルを真似して起業してみよう。

個人的にはクランチベースでアメリカのサービスを検索し、シリーズAくらいまで順調にきているサービスを徹底的にパクるのがおすすめですね。

とは言え地域ごとに違いもあるので、本記事で紹介したテクニックも併用すると最強です。

まとめ

サイドビジネス

起業する上でアイデアは重要ですが、あまり焦るのはよくありません。

まだあなたが学生でしたら自分の専門を作り、様々な分野の勉強をしておきましょう。

社会人なら、週末プロジェクトとして同僚とサイドプロジェクトを走らせるのが良いですね。

会社設立するタイミングは、起業アイデアの検証が終わってからで良いですよ。