人生に悩んだ時に響く「ニートの歩き方」(pha)の名言17つ

ニートの歩き方

あなたはphaさんをご存知でしょうか?

現在はブロガーなどの肩書きで活躍されていますが、この本を執筆されていた際には、現役のニートとして活躍されていた方です。

「ニートの歩き方」では、働き方や人生に関するエッセイや、ニートの生活について、更にニート流の節約術などが書かれており、人生について悩んでいる人にぜひ読んで欲しい一冊です。

この記事では、この本の中の名言を17つ引用して紹介します。

 

仕事なんて命に比べたらどうでもいい

仕事なんて

仕事なんて命に比べたらどうでもいい。人間は仕事のために生きてるわけじゃないし、仕事なんて人生を豊かにするための一つの手段にすぎないんだから。

人生なんて

人生なんて、天気の良い日にぶらぶら散歩して、美味しいごはんを食べてゆっくりと風呂にでも浸かればそれで幸せなものなんじゃないだろうか。

会社なんて

会社という組織に属しているとその組織の雰囲気に縛られて、そういう人生の基本的なところを忘れてしまうことがある。ちゃんと働かなきゃいけない、真っ当に生きなきゃいけない、他人に迷惑をかけてはいけない、といった強迫観念がみんなを縛り付けているせいで、日本の自殺者は年間三万人もいるんじゃないだろうか。

世間体なんて

世間体なんていう誰の評価か分からないものを気にするのはやめて、自分と趣味や価値観の合う仲間を作って、その中でゆるく生きていけばいい。

 

人生に悩んでいる時に、心に響くもの文章ばかりです。

日本人は特に、狭い世界の中で閉じこもり、自分の中で思いつめてしまいやすい人が多い国民です。そんな日本人に対してphaさんは、人生に一つの活路を示してくれています。

 

 

「 メキシコ人の漁師」

ネット好きの人なら何回も目にしたことがあるかもしれないが、「 メキシコ人の漁師」という有名な小話がある。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、

「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。
やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

せっかく生まれたんだから世界のいろんな場所に旅行したりしてみたいんだけど、次に長期の休みが取れるのはいつだろうか。有給休暇を使ってもせいぜい年に一回二週間の休みくらいが限度だった。次に一ヵ月間仕事を休んで旅行に行けるのは定年後しかないのか。そんな老いて体に自由が効かなくなってから自由時間を得ても意味がないんじゃないだろうか。

 

いつ達成できるかわからない遠い未来のために今を犠牲にする生き方をするくらいなら、今を楽しむことが1番幸せに生きる方法だということがよくわかりますね。

 

ニートになるためには

僕の心の中で、次の三つの条件を満たせたら仕事を辞めてもなんとかなるんじゃないか、という基準があった。その三つは「人とのつながり」「 暇潰しにやること」「 最低限のお金」だ。

 

「人とのつながり」「 暇潰しにやること」「 最低限のお金」さえあればいつでもニートになっていいということを考えるだけでも、日々の生活に少しゆとりが生まれる気がします。

 

ニート 都会のススメ

都会だったら好き勝手なことをやっていても家族や親戚とか近所とかに咎められたりしないし、全体の人口が多いせいでどんなにすごくマニアックな趣味でも、数千人くらいの仲間が集まって一定のコミュニティを作っていたりする。無職だってニートだって引きこもりだって何十万人という単位でいるし、ネットで声をかければ東京ならば自分と似たような人にすぐに会うことができる。

 

東京の人口はとても多いので、マイノリティでも数千人のコミュニティを作ることができます。私たちは一人ではありません。

 

30歳までは自分探し期間でいい

自分に無理のない生き方を探すためには選択肢は多いほうがよい。だから、生き方に迷っている人はいろんなところに行ってみたりいろんな人に会ってみたりいろんなことを試してみるべきだ。正直、30歳くらいまではそういう自分探し期間でいいと思う。

これは数多くの方が主張している意見ですね。アメリカで最大の起業家向けアクセラレータプログラム「Yコンビネーター」を立ち上げたポールグレアム 氏も同様のことを述べていますよ。

 

会社員は本末転倒

会社に自分の時間を売ってお金を得たけれど、その得たお金でまた時間を買い戻しているだけのような気がした。それは本当に本末転倒というか、何をやっているのか意味が分からないなーと思ったし、別にお金があんまりなくても時間さえあれば僕は十分楽しく暮らせるような気がしたので仕事を辞めたのだった。

会社で疲弊するほど働いて、その疲れを癒すために高い外食をしたりマッサージに行ったりしているのでは、疲れずに日々ゆったり生きているだけの生活の方がよっぽど良いのではないでしょうか?

 

料理

自炊ができるかどうかでニート生活の質はかなり変化する。別にニートに限った話ではなく、「 お金はいくらでもあるから料理なんてお金を払って人に作らせりゃいいじゃん」っていうお金持ち以外は、みんなある程度の自炊能力(最低限自分が満足できる食べ物を作れる能力)を身につけておくべきだと思う。

〜(中略)〜

ニート生活を楽しむにはお金のかからない暇潰しを持っていることが大事だけれど、料理はそういった点でも最適だ。

〜(中略)〜

自分の食費も浮くし健康にもなるし、他人に振る舞うこともできるし、良いことだらけだ。

料理スキルは身を助けますね。

 

人生はもっと無責任でもいい

何でも自己責任だということにしてしまうと個人が抱えるものが大きすぎてしんどくなってしまう。自分を責めすぎて自殺してしまう人も出る。だから、誰が悪いかを考えるよりも、もうちょっと「なんか知らんけどまあそういうこともあるよね」というくらいで流してしまえたらいいなと思う。

日本よりも発展していない東南アジアの国とかに行くと、人間の生き方なんてもっと適当でよかったんだ、と気づく。道端で昼間っから働かないおっさんがいっぱいたむろしているし、コンビニの店員は店員同士でずっとお喋りしているし、電車は時間どおりに来ないし道路には穴が空いているしインターネットの回線はすぐに落ちたりする。

結局、働くことって人生というゲームの中にたくさんあるミニゲームのうちの一つにすぎないんだと思う。ゲームは楽しいし、やっていると充実感があったりするけど、 義務になるようなものではない。

 

「働く」ということは重く捉えすぎている人がとても多いです。本来は人生の一部でしかないにも関わらず、人生=労働 と感じてしまっている人が多いのではないでしょうか?大きな視点で見れば、労働なんてミニゲーム。

 

働かないアリの話

有名な働きアリと怠けアリの話がある。 働きアリのうち全体の2割くらい、ほとんど仕事をしない怠けアリがいる。でも、その怠けアリをどこか別の場所に隔離してしまうと、今まで働いていたアリの2割が今度は怠けアリになってしまう。そして怠けアリばかり隔離した集団のほうも、その中の8割が今度は働くようになる。つまり、働きアリばかりを集めても怠けアリばかりを集めても、全体の8割は働いて2割は怠けるようになっている、という奴だ。

これは「働かないアリに意義がある」という本の内容です。アリごとに働き出すまでの閾値が異なるために、働かないありが常に2割程度生じるようになるそうです。

全てのアリが働いてしまうと、全てのアリが疲弊してしまいますが、一部が余力を蓄えていることで、緊急事態に備えられるとのことです。

働かない2割のアリは、社会に対するニートのようなものかもしれませんね。

 

 

いちばん頭のいい仕事の仕方は遊ぶこと

オープンソースの成功のいちばんだいじな影響の一つというのは、いちばん頭のいい仕事の仕方は遊ぶことだということを教えてくれることかもしれない。

これはphaさんによる「伽藍とバザール」という本の引用です。

オープンソースとは「そのプログラムの中身(ソースコード)が全部公開されていて誰でも自由に利用したり改造したり再配布したりできる」というもので、基本的に全て無償で開発されています。

現在のソフトウェア開発で、オープンソースの恩恵を受けずに行うことはまず不可能です。そのくらいに重要なものが全て無償で行われており、新たな仕事の仕方を示してくれています。

 

最後に

人生に疲れた時は、ニートという生き方もあるということを知っているだけで、かなり気が楽になるのではないでしょうか?

phaさんお文章も、とてもゆったりしていて、心が落ち着きます。

人生に悩んでいる方は是非とも読んでおきたい一冊です。